校長あいさつ

 令和2年度に引き続き、本年度も大田原市立野崎中学校の校長として学校運営をさせていただきます。 
 学校経営の基本として、「自己実現力の育成」を目指して教育活動を展開してまいります。

自己実現力とは?
 自己実現力とは、「自分がやりたいことを、自分で見つけ、実行していく力」です。これは、子どもの頃に伸ばすべき本当に大切な力であり、自己実現力のある子どもたちは、「親がやってほしいことだけでなく、自分のこうしたいを見つけるのが上手で、やろうとする行動力」があります。この「OOしたいから、OOをする。」というように、行動動機が自分の内側にあることが重要です。
 この『自己実現力』を伸ばすために、学校では次のような教育活動を行います。

1自分のやりたいことを見つけるために
 (1) 授業や部活動、生徒会活動、社会体験活動、ボランティア活動等の多様な学習を通して、「少しだけ得意だな」「気楽にできるな」などと感じることで、自分の特徴を見つけます。  
 (2) その特徴を生かせる職業を見つけるために、「東京自主研修」「職業体験学習」「社会貢献活動」等のキャリア教育を行います。

2 実現するための判断力・企画力・実行力を身に付けるために
 (1) 判断力・企画力のベースとなる知識・技能を習得するために、教科学習が大切となります。それも、記憶する作業だけでなく、身に付けた知識・技能を活用し何ができるかが、重要となります。行動の多くは「唯一の正解」ではなく、「最も適した答え」を選び行動します。情報(知識・技能)は判断の材料であり、実現するための企画力は、判断の組み合わせ方です。
 (2) 実行力のベースは、部活動や生徒会活動等の他の人との活動です。「役割をとっさに理解しそれを果たす」ことや「場を調整する力」などを意図的に体験することにより自己効力感が高まり、「やればできる」と自信が強くなります。その結果、失敗に対する不安が少なくなり、実行力が身に付きます。ポイントは、自分を褒め、他人から褒められることです。

3 「自己実現力」を伸ばすために
 各種の教育活動で培った「やりたいことを見つけ実行する力」を伸ばすためには、社会体験が効果的です。自らの意思で、体験したい・必要だと思う活動を選んで社会体験活動に参加するなど、主体的に取り組む経験が力を伸ばします。
 自分で始めたことを認められて、応援してもらえると、自己肯定感が高まり、自己実現の喜びを味わうことができ、さらに意欲が高まります。家族に応援されることが、最大のポイントとなります。家庭と学校が協働の中で生徒を支援することが重要だと考えます。
 以上の方針で学校運営を行います。

 また、2012年度に、生徒会によって創られた「優飛勇進」をスローガンとして生徒の自治的活動を推進していきます。
 「優飛勇進(ゆうひゆうしん)」は、優しい心をもち、目標を掲げ、その実現のために無我夢中となって取り組む生徒になろうと、当時の生徒会によって創られた造語です。自分たちの学校生活をどのように描くか楽しみにしています。
  
 まだまだ、新型コロナウイルス感染症について長期的な対応が求められることが見込まれる状況にあります。こうした中でも、持続的に児童生徒等の教育を受ける権利を保障していくため、学校における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減した上で、学校運営を継続していく必要があります。
 この状況下で、目的を明確にした上で、実施可能な方法を検討し、リスクを低減しながら教育活動を行ってまいります。
 保護者の皆さま並びに地域の皆さまには、今年度もご支援を賜りますようお願いいたします。
 
 令和3年4月 吉日    

         大田原市立野崎中学校長 加藤 勝二